〜実家のこと、話せていますか?〜 開催レポート
2025年10月19日(日)、BOOK CAFE マルベリーフィールドにて、シリーズ第2回となる「家族のバトンリレー Vol.2 〜実家のこと、話せていますか?〜」を開催しました。
講師紹介
今回の講座には、立川市にある 弁護士法人ENISHI より、弁護士の 栗原 亮介 氏と、エディット合同会社 代表でありウェブマガジン「実家のこと。」編集長の 大井 あゆみ さんをお迎えしました。
栗原弁護士は、相続や遺言、成年後見他、予防法務の観点から地域の法律相談など、多岐にわたって活躍されている専門家です。
「法律の話を“難しいこと”ではなく、“家族を守るための道具”として知ってほしい」という思いを込めて、身近な事例を交えながらわかりやすくお話しいただきました。

実家をめぐる悩みを共有する時間
事前アンケートでは多くの参加者が「家族と実家について話し合ったことがない」、「話し合うきっかが作れない」と回答。
また、「相続や空き家の問題に不安がある」といった声も寄せられました。
講座では、栗原弁護士が実際の相談事例や法的な視点を交えながら、相続順位の基本や、遺言書の効力・書き方の注意点 などについても具体的に説明し、“実家という資産をどう引き継ぐか”という現実的なテーマを丁寧に解説しました。
一方で大井さんは、ご自身が経験されたご両親の実家じまいについて、その過程で感じた苦労や、やってよかったと感じた点を率直に語ってくださいました。地方に暮らしていたご両親が60代のうちに実家じまいを決断し、現在は大井さんの近くに住まいを構えたことで、以前よりも頻繁に顔を合わせられるようになったという、家族の絆を感じさせるエピソードが印象的でした。
相続税や名義変更といった制度面だけでなく、家族との話し合いをどのように始めるか——
「誰が」「どのタイミングで」声をかけるのか、といった実践的なヒントも紹介されました。
ファシリテーターを務めた 弁護士法人ENISHI の 石田 さんは講義の中で次のように語りました。
「実家の問題は“相続”だけでなく、“対話”の問題でもあります。なかなか亡くなった後のことを話し合うのは難しいことではありますが、いかに話しやすい環境をつくり、和やかに話し合えるかが大切です。」
この言葉は、法的な知識を超えて“家族の関係づくり”の重要性を伝えるメッセージとして、多くの参加者の心に残ったようです。



参加者から寄せられた声
参加者・Y様
「今回はとても興味のある内容で、有意義な時間を過ごすことができました。今後もこのシリーズがあればぜひ参加したいです。」
参加者・L様
「知識ゼロで参加しましたが、大変勉強になりました。“もう終わっちゃった”と思うほど、内容が濃かったです。」
その他 参加者
「今回は、バトンを受け取る側(子)にフォーカスした講座だったが、バトンを送る側向けの講座も開催して欲しい。」
「若い世代向けのお金の講座や、親世代が書くエンディングノート講座もぜひ開催してほしい。」
など、今後の企画につながる前向きなご提案も多数いただきました。
アンケート結果からも、「親世代」「子世代」双方の立場から学び合える場へのニーズが、ますます高まっていることがうかがえます。
まとめ
今回の「家族のバトンリレー Vol.2」は実家や家族の将来について、“知識”と“心の準備”の両面から考えるきっかけとなる時間となりました。
マルベリーフィールドでは、今後も地域の皆さまの暮らしに寄り添いながら、「学び」「気づき」「対話」を生み出す講座を継続的に開催してまいります。
どうぞ次回の開催もお楽しみに。
